<2013年11月の売上上位の長編ミステリー>
[疾風ロンド]
大学の研究所から秘密裏に保管していた生物兵器が盗まれます。犯人は生物兵器と引き換えに3億円を要求するのですが… 白銀ジャック続編のようなミステリー小説です。スキー場を舞台に生物兵器捜査を巡ってハラハラする場面や、若者たちの恋や親子の繋がりやスキー場パトロール隊員とスノーボード選手の関係などど、ゲレンデから繋がったの登場人物たちが次々と登場します。それぞれの風景を交えながら、一見別々な人物たちがすべて繋がってくる構成です。手軽でまさに疾風のようにスラスラと読める東野圭吾の世界観が詰まった長編ミステリーになっています。
疾風ロンド (実業之日本社文庫)